東京のザリガニ釣り穴場ガイド!規制後のルールや無料の爆釣池を網羅
初夏の風が吹き抜ける頃、都内の水辺には竹竿や割り箸を手にした親子連れの姿が目立つようになります。子どもの頃、スルメイカを糸に結んで水面に垂らし、ハサミに挟まれる瞬間のドキドキ感を味わった記憶を持つ大人も多いのではないでしょうか。手軽に自然と触れ合えるアクティビティとして親しまれるザリガニ釣りですが、2023年6月に施行された法改正によって「もう自由に釣ってはいけないのでは?」と不安を抱く声も耳にします。
法律がアップデートされた現在でも、正しい知識さえあれば東京の公園でザリガニ釣りを楽しむことは完全に合法です。道具は身近なもので手作りでき、お金をかけずに一日中夢中になれるスポットが都内各地に残されています。週末に家族で出かけたい無料の穴場スポットから、知っておくべき最新ルール、百発百中で釣り上げるプロ直伝の仕掛けまで詳しく解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:アメリカザリガニは「条件付特定外来生物」に指定されているが、釣りやその場でのキャッチ&リリースは申請不要で合法。
- 要点2:一度自宅へ持ち帰った個体を元の池や別の川へ放す行為は「放流禁止ルール」違反となり、重い罰則が科されるため要注意。
- 要点3:水元公園や石神井公園といった定番に加え、善福寺川緑地などの無料穴場スポットでスルメイカを使えば手軽に数釣りが堪能できる。
【法規制の真相】アメリカザリガニは釣っても大丈夫?知っておくべき重要ルール
「ザリガニ釣りが禁止された」という噂を耳にしたことがあるかもしれませんが、それは誤解です。2023年6月1日より、アメリカザリガニはアカミミガメ(ミドリガメ)とともに「条件付特定外来生物」に指定されました。生態系への甚大な被害を防ぐための措置ですが、従来の「特定外来生物」とは異なり、一般市民の身近な自然体験に配慮した特別措置が取られています。
結論から言うと、公園の池や小川でザリガニ釣りをすること自体は完全に自由です。仕掛けを垂らして釣り上げ、その場で観察した後に池へ戻すキャッチアンドリリースも法的に認められています。また、釣った個体を生きたまま持ち帰り、自宅の水槽で飼育することも許可申請なしで行えます。
絶対に犯してはならない重大な違反行為が「放流禁止ルール」です。自宅で飼育していた個体を「飼いきれなくなったから」と近所の池や川に放すことや、別の場所で釣ったザリガニを別の池に移す行為は厳しく処罰されます。個人の場合、最高で3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金という重い罰則が科されます。釣ったその場で水に戻すか、家に持ち帰った場合は最期まで責任を持って飼育し切るという2者択一のルールを徹底してください。
【2026年最新】東京でザリガニ釣りが楽しめる穴場公園&定番スポット7選
都内には、豊かな緑と親水施設が整備された素晴らしい水辺空間が数多く残されています。足場が安定しており、小さな子ども連れでも安心して竿を出せるおすすめスポットを厳選しました。
① 水元公園(葛飾区)
都内随一の水郷景観を誇るスポットです。「水元公園ザリガニ釣り」は古くからの定番で、園内を流れる小合溜(こあいだめ)沿いの浅瀬や水路には無数のザリガニが生息しています。水生植物園周辺の木道付近は足場が良く、水深も浅いためファミリー層に最適です。広大な敷地には木陰が多く、一日中快適に過ごせます。
② 石神井公園(練馬区)
武蔵野の自然が色濃く残る名所です。天然記念物エリアである三宝寺池は自然保護のため全面釣り禁止ですが、東側に位置する石神井池の一部親水エリアや、周辺のせせらぎ水路ではザリガニ釣りが楽しめます。駅からのアクセスが良く、ボート場や売店が隣接している点も魅力です。
③ 善福寺川緑地・和田堀公園(杉並区)
閑静な住宅街を流れる善福寺川沿いに広がる緑地帯です。川の本流ではなく、公園内に整備された人工池やせせらぎ水路が絶好のポイントとなっています。水深が数センチ〜十数センチ程度の浅いエリアが多く、長靴を履いた小さな子どもでも安全に狙える穴場中の穴場です。
④ 光が丘公園(練馬区)
バードサンクチュアリ周辺の水路や、園内を流れる人工のせせらぎでザリガニの姿が見られます。緑豊かな木立に囲まれているため直射日光を遮りやすく、真夏でも比較的涼しく楽しめるのが特徴です。
⑤ 舎人公園(足立区)
日暮里・舎人ライナーの駅直結という抜群の好立地を誇る大規模都立公園です。大池周辺のヨシが生い茂る浅瀬エリアにザリガニが群生しており、週末には多くの家族連れで賑わいます。噴水広場やバーベキュー場も併設されており、休日のレジャーにうってつけです。
⑥ 浮間公園(板橋区・北区)
JR浮間舟渡駅の目の前に広がるシンボル風車が印象的な公園です。浮間ヶ池の周囲に整備された水生植物園の木道エリアは、水草の根元に隠れた大型個体を狙える人気ポイントです。
⑦ 祖師谷公園(世田谷区)
仙川沿いに広がる世田谷区の穴場スポットです。湧水を取り入れた親水テラスや湿地植物園周辺の水路は水質が比較的クリアで、水底にいるザリガニを目視しながら狙う「見釣り」が楽しめます。
初心者でも百発百中!絶対に釣れるザリガニ釣りの餌と道具・仕掛け作りの極意
ザリガニ釣りには高価な釣り具は一切不要です。家にある不用品や100円ショップのアイテムだけで、驚くほど釣れる仕掛けを5分で作ることができます。
基本となるザリガニ釣り道具と仕掛けの構成は極めてシンプルです。
- 竿:割り箸や、公園に落ちている小枝、100円ショップの園芸用支柱(長さ50〜100cm程度)。
- 道糸:タコ糸や太めの手芸用木綿糸(1〜1.5m程度)。透明な釣り糸よりも、適度に太く見えやすいタコ糸が扱いやすくおすすめです。
- オモリ:クリップや五円玉、小さめのナット。餌を底まで確実に沈めるために必須です。
仕掛けの作り方は、割り箸の先端にタコ糸をしっかりと結び、糸の先端から5cmほどの位置にオモリを取り付けるだけです。針は一切使いません。
そして釣果を決定づけるのがザリガニ釣りの餌です。最もおすすめなのがスルメイカ(あたりめ)です。スルメイカは水中で強いアミノ酸の匂いを放って広範囲からザリガニを引き寄せるだけでなく、水を含んでも繊維が崩れにくいため、ザリガニがハサミで引っ張っても千切れません。糸の端に固結びでしっかり巻き付けるだけで準備完了です。
もしスルメイカがない場合は、魚肉ソーセージやちくわ、煮干しでも代用可能です。ただし練り製品は水中でふやけて崩れやすいため、排水口用のネットの切れ端などに包んで糸に結ぶと長持ちします。
いつ行くのがベスト?釣れる時期と狙い目の時間帯・天候
ザリガニは変温動物であるため、水温によって活性が劇的に変化します。年間を通じたザリガニ釣りベストシーズンは、水温が安定して上昇する5月中旬から10月下旬にかけてです。
時期による特徴は以下の通りです。
- 初夏(5月〜7月):冬眠から目覚めたザリガニが活発に餌を求めます。好奇心旺盛な中型サイズが多く、仕掛けを落とすとすぐに飛びついてくるため初心者向けです。
- 盛夏(8月):水温が高すぎる日中は、ザリガニもバテて泥の中や深い岩陰に潜みます。釣るなら朝夕の涼しい時間帯に限定されます。
- 秋口(9月〜10月):脱皮を繰り返して成長した真っ赤な大型個体(通称マッカチン)が狙える最盛期です。冬眠に備えて貪欲に捕食するため、非常に引きが強くなります。
狙い目の時間帯は、日光が和らぐ早朝(7〜9時)や夕方(16〜18時)、または薄曇りの日です。ザリガニは強い光を嫌う夜行性寄りの生き物です。快晴の日中に狙う場合は、水生植物の陰、護岸の隙間、杭の根元、落ち葉が溜まった日陰のポイントをピンポイントで狙い撃ちするのが爆釣の秘訣です。
【子連れ・ファミリー必見】現地で失敗しないための持ち物と安全・マナー対策
安全に楽しむためには、事前の準備が欠かせません。小さな子どもを連れて行く際は、以下の持ち物を揃えておくと安心です。
- 観察用バケツ・プラスチックケース:釣った直後の観察用。水を入れすぎると酸欠になるため、水深はザリガニの背中が浸かる程度にします。
- 小型の網(金魚すくい網や虫捕り網):水面から引き上げる際、空中でハサミを離して落ちてしまうのを防ぐため、真下から網を差し伸べるとキャッチ率が跳ね上がります。
- ウォーターシューズや長靴:滑りやすい水辺でサンダルや裸足は危険です。濡れても良い靴を選びましょう。
- 熱中症・虫刺され対策:水辺は蚊やブヨが多いため、虫除けスプレーやかゆみ止め、帽子、十分な水分補給が必須です。
また、現地でのマナーとしてゴミの持ち帰りを徹底してください。特に水中に残されたタコ糸やビニール片は、野鳥や水生生物に致命的な絡まり事故を引き起こします。切れた糸や使い終わったスルメイカは必ず回収してゴミ箱へ捨てましょう。
観察を終えたザリガニは、乾いた手で無理に掴むとハサミで挟まれる危険があるため、背中側の甲羅の両脇を優しく持つよう子どもに教えてあげてください。子どもと一緒に命を慈しみ、元の水辺へそっと返す体験は、かけがえのない環境学習の機会になります。
【東京のザリガニ釣り】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:釣ったアメリカザリガニを家に持って帰って飼うことは違法ですか?
A1:違法ではありません。条件付特定外来生物の規制対象は「野外への放出」「輸入」「販売・頒布」などであり、個人が捕獲してペットとして自宅で飼育することは認められています。ただし、一度持ち帰った個体を元の池や別の自然環境へ戻すことは重大な法律違反となるため、最後まで飼い続ける覚悟が必要です。
Q2:ザリガニ釣りの道具は現地や近くの店で調達できますか?
A2:水元公園など一部の大型公園では売店でセットが販売されていることもありますが、基本的には事前準備が安心です。割り箸、タコ糸、スルメイカはすべて100円ショップやコンビニエンスストアで揃うため、出発前に購入して仕掛けを作っておくことをおすすめします。
Q3:都内の公園で釣りをする際、遊漁料や入園料は必要ですか?
A3:本記事で紹介した都立公園や区立公園の親水エリアは、すべて入園無料・遊漁料不要で楽しめます。ただし、バードサンクチュアリの内部や柵で囲われた保護区など「立ち入り禁止・釣り禁止」の看板がある区域には絶対に入らないよう注意してください。
まとめ:マナーを守って都内の豊かな水辺でザリガニ釣りを楽しもう
身近な自然の中で生き物の習性を学び、手応えをダイレクトに味わえるザリガニ釣りは、世代を超えて受け継がれる素晴らしい外遊びです。法規制が強化された今だからこそ、正しいルールと生態系保全の意味を親子で共有する絶好のチャンスとも言えます。
スルメイカとタコ糸をポケットに忍ばせ、今度の週末は都内の水辺へ出かけてみてください。水底の影からゆっくりとハサミを伸ばしてくるザリガニとの駆け引きに、子どもはもちろん、大人も時間を忘れて夢中になるはずです。 (出典: 東京 ザリガニ釣り(Yahoo!ニュース))